光市事件


最近まともな話題を書いてませんね


カテゴリーに「一般」「政治」ってあるのにまったく書いてないな


いや、書こうと思ったりいろいろ思ったりしてることはあるけど


書く気にならなかったりしてるので


さて、今回新人公演にいってるときにやっと読み終えた本があります


なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか

なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか


これ実は先月のGW前に買ったんですが


なかなか読む暇がなくてやっとこさ読破したところです


この事件については何度も触れています


関心がすごいあったのに


向こう側の意見、考えなんかはまるで見たことがない


だから買いました


ここからはたたみますね




まずは今枝仁さんについてですが


おいらはこの人をイマイチ信用してません


何故かというと


4月22日差し戻しの判決が出た日です


この日から今枝さんをテレビで見るようになりました


そこで今枝さんは被告人について、事件について、弁護士についての弁解をしてました


おいらも何社かテレビで見ましたが一つ気になることがあったのです


それが“号泣”


今枝さんといえば記者会見で“号泣”をして話題となった人


おいらが見た番組での今枝さんは「泣かないように」とか「泣いちゃいけないので」と言って


時間を置いて話をするときがありました


それ自体はまぁ号泣した人なんであるかと思いましたが


どの番組でも同じように言って、その後涙ぐんでしまう


正直上の言葉が涙ぐむリアクションをする前フリのような感じがしてならなかった


だって、大の大人だったら「泣かないように」と思ってもそれを言葉に出して


前持って言うべきことだろうか?


そんなもんは言わずに心にとどめておけばいい


そして、番組出演


いくら判決が出たからといって


その直後からいくつもの番組に出るのは


途中までとはいえ弁護していた立場、中の人なんだから


という思いがありました


そんなことからあまり信用してません


勝手な思いですがそういう印象でした


この本は前半に弁護団について、事件について


中盤には今枝さんの経歴


最後に事件に関して今枝さんの推測


といったぐらいでしょうか


この事件について知りたければ前半と後半だけ読めばいいでしょうか


正直今枝さんがどういう経歴でどういう人なのかは事件にはあまり関係ない


というかそれで事件に対しての考えが変わってしまうのはダメだと思うので


といっても全部読みましたが


全部読み終えての率直な感想は


ただただ裁判の難しさを思い知らされた


4月22日判決が出ました


みなさんはこの死刑の判決どう思いました?


おいらはこの日の日記に弁護士についていろいろ書きました


死刑の判決を最初聞いたときは「だろうな」というのがおいらの考えでした


これまでの事件の経過などを考えればそうだろうと思った


ほとんどの人がそう思ったんじゃないかな?


そう思った人


死刑になるだろう、死刑になって当然


そう思った人、ぜひこの本を読んでください!


おいらはメディアというものを信用はしてません


信用してないというのは少し言い方が悪いけど


メディアから流れてくる情報は知るきっかけであって


その情報をそのまま信じることはしません


ある事件があったなら、その事件について


どうして、なぜ、どういう経緯で


ということを考える


メディアがこうでないかといろいろ予想をします


それを見て、「ならこういうことも考えれるんじゃないか?」ということも考える


何にしても、疑問を持つってことにしてますので


そういうおいらがこの事件に対して、メディアを見て


安易に考えてしまった


おいらとしてはかなりショックなことでした


本を読んでがらりと考えが変わってしまった


考えが変わった原因は影響ではなく


知らない情報を知ったことからでした


本を読んでホントメディアは都合のいいことしか放送してないと実感しました


知らないことばかり


そんな何にもわかってないやつが勝手にメディアの情報だけを見て


あーだどうだと書く


なんて情けないことか


こう書いてるけど


これもお門違いなことを書いてるかもしれない


けど何にも考えない、感じないよりは断然いいと思ってます


「考えること」が成長するきっかけだと思ってるから


そのときのことを率直に書く


書いたからあとで反省も出来る


あとで意見を変えることなんて簡単ですからね


おっと本線から外れてしまったから戻しますが


いかにメディアが情報操作をしてるか


ある人が民意から流してる情報


と言ってる人がいます


その人はおいらも大変信頼できるコメンテーターなんですが


おいらはやっぱり情報から民意が出来ると思う


この本はまったくこの事件を知らない人


テレビでしか情報を知らない人に読んでもらいたい


そして、読み終わったときに考えること


読むまでに思っていたこと


その違いを知ってほしいね


多くの人が関係ないと思ってるかもしれない


関係ないならおいらも読まないだろうな


だけどこういう事件に今後携わっていかないといけないかもしれない


そういう制度が出来たんだもんね


どこまで考えないといけないかはわからない


どこまで知ることが出来るのかわからない


だけどやらないきゃいけないときがくるかもしれない


そう考えたときこの事件はもっとも最近で


もっとも参考になる事件ではないでしょうか?


自分がメディアから得た情報で出した答え


いろいろなことを知ってから出した答え


そのギャップ


自分ならこの事件にどういう決断をするのか


裁判員制度思ってるよりも断然重く


簡単に始めていい制度ではないだろう


もっと深く考える必要がある


被告側、被害者側の両方の人生を左右してしまうかもしれない


そんな制度です


深く考え過ぎだと思うかもしれない


けどおいらからしたらどうしてそんな安易に思えるのか不思議です


この事件の具体的な自分の意見は書きません


正確には出せません


おいらには難しすぎる事件です


こんな事件に裁判員として選ばれたら・・・と考えるとすごく怖いな


さて、最後ですがこの本を100%信じることもしてません


ただ考えるいいきっかけになったことは確かです


少しでも興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?